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殺人の追憶

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惨劇や悲劇はなぜ起きたのか?

本書に登場する犯人5人ははじめから〝殺人〞まっしぐら、ではなかった。歩んできた道のり が動機をうみ、知人や近親者の命を奪っていた。合理か不条理か、もっと言えば身勝手な行為か 嘱託殺人か、そんな境界線がすべてぼやけ、殺しと地続きとなっているかのようだった。
人が人を殺める心の闇は、その身となった者にしかわからない。虚像の裏側には、誰も知らない生々しい現実が横たわっていたーー。

目次
はじめに

川崎老人ホーム連続転落死事件

死刑囚と過ごした3280日
無罪主張から一転、罪を認め犯行を語るまで
「実は私がやったことで間違いないのです」(今井隼人死刑囚)

静岡2女性殺害事件

ママと愛人を殺した「良きパパ」
長女が明かす14年目の真実
「お母さんがいなくなった。探しに行こう」(桑田一也死刑囚)

鳥取連続不審死事件

上田美由紀が死刑確定直前に残した
手記と最後の肉声
「弱い私、本当の自分を知って欲しい」(上田美由紀元死刑囚)

秋田9歳女児虐待殺害事件

元夫が語る事件の深層
「元妻はオラクルカード占いで愛娘殺しを決めた]
「こんな世の中はもうダメだ。この日に決行する」(愛娘殺人犯)

千葉老老介護殺人事件

殺人犯が語る
犯行の一部始終
「それで……。それで、タオルで首を絞めちゃった」(老々介護殺人犯)

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